今日、2018年のブルーリボン賞が決まったようです。
アカデミー賞はテレビでも放映があって大々的にされていますが、ブルーリボン賞って一体?!
どんな決め方で誰が受賞したのか?気になって調べてみました!
ブルーリボン賞とは
東京にあるスポーツ新聞社7社の映画担当記者が選ぶ映画賞なのだそうです。
発足当初は「東京映画記者会賞」という名前で、昭和25年に読売・朝日・毎日新聞の記者を中心に始まったそう。回を重ねるごとに加盟する新聞社が増えていき、そのためにいつからか選考に関する考え方に分裂が生じ、昭和35年にスポーツ新聞社以外が脱退、現在の7社になったそうな。
スポーツ新聞社というと私はゴシップネタ満載のおじさんが好む新聞、というイメージが浮かぶので、正直、ブルーリボン賞=スポーツ新聞と言われたらなんだか権威なさそう、なんて思ってしまいました。
でも日本の映画賞の中でもわりと由緒ある?権威のある賞だということで、一部では日本アカデミー賞よりも信頼できるという声もあるようです。
名前の由来
ブルーリボン、という名前の由来は、受賞者への賞状を青いリボンで結んだから、という理由だそうです。
映画記者たちの手作りの賞、というこだわりがあるそうで、受賞作品の選考だけでなく授賞式の会場の設営やら何やら、全て映画記者さんたち自身でされているそうです。
なので資金も当然あまりなく、苦肉の策で手書きの賞状を青いリボンで結んだものを贈ったことから、第2回より通称「ブルーリボン賞」と呼ばれるようになり、現在はそれが正式名称になっているんだそうですよ。
ちなみに受賞の商品は万年筆1本なんだとか。記者らしい贈り物ですよね。
飾っておくだけのトロフィーよりも、使える万年筆の方が嬉しいかも。
どんな風に決めるの?
前年の1月1日から12月31日までに公開された全作品を対象として、記者会員全員の投票によるノミネートの中からさらに投票が行われ、そこで過半数を得た作品や人が受賞するそうです。
記者会員全員、と言いますが一体何人くらいいるんでしょうね?
Wikipediaに(大手新聞社がまだ加盟している頃)「最大時に80人だった」との記載がありますので、まぁそれ以下の人数であることは間違いないでしょう。
一方日本アカデミー賞の選考はというと、協会員が選んでいるそうなのですが、その数3900人!!
数が多いからといって公平であるとは決して言えませんが、やはり少ないよりは多い方が偏りは無い気がしますよね。
2018年受賞者・受賞作品
さてさて、今回受賞された2018年第60回の一覧です。
- 作品賞:あゝ、荒野
- 主演男優賞:阿部サダヲ
- 主演女優賞:新垣結衣
- 助演男優賞:ユースケ・サンタマリア
- 助演女優賞:斉藤由貴
- 新人賞:石橋静河
- 監督賞:白石和彌
- 外国作品賞:ドリーム
今回の受賞では、斉藤由貴さんが注目されているようですね。昨年の不倫騒動が記憶に新しい状況での受賞ですから、本職の女優の方で評価してもらえて、本人はとても嬉しいのではないでしょうか?
また、新人賞の石橋静河(いしばし・しずか)さん。初めて見る顔とお名前だったのですが、なんと俳優の石橋凌さんと原田美枝子さんのお子さんだそうで!
現在23歳の新人女優さんだそうですが、Wikipediaで確認したところ、今までドラマには出演されたことが無い模様。
地上派のドラマはだいたい把握している私なので、もしドラマに出ていたらどんな人か知ってるはず!と思ったんですが、そうか、出てないなら知らなくて当然でした。
この受賞をきっかけに今後はドラマでも活躍されるのではないでしょうか?
「あゝ、荒野」は主演男優賞、助演男優賞×2、助演女優賞、監督賞、作品賞と6部門ノミネートで話題になりましたが、フタを開けてみるとユースケさんの助演男優賞と作品賞の2部門受賞でしたね。
主演男優賞を受賞したのは「彼女がその名を知らない鳥たち」の阿部サダヲさんだったのですが、受賞の一報を聞いて「(獲るのは)菅田将暉だろうと思っていた」と言ったそうな(笑)
確かに、今絶好調の菅田将暉くんと同じ部門でノミネートされたら、勝てる気しないよね~。
ということで、今回はブルーリボン賞について気になったので調べてみました。
ではまた次回。
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