読書が好きなので、ネットでよく本を探します。
レビューがたくさん載っているので、それを参考に探すことができて便利ですよね。
社交不安障害であることも関係していると思うのですが、外で買い物するよりもネットショッピングの方が気楽で好きです。
ママ友関係で鬱々していた日に、どうにかならんのか私の性格!と思って答えとなる本を探していた時にみつけたのがこの本でした。
なんでもかんでもいちいち気にしすぎる自分のこと、昔から全然好きになれません。
そんな自分を好きになれるの?
レビューを見たらかなりの高評価で、HSPという耳慣れない言葉も。
今まで説明できなかった自分の弱い部分に、何か名前がついているのかも。
それにカテゴライズすることで、もしかしたら少し楽になれるのかな。
そう思って、ポチっとな。買ってみました。
「敏感すぎる自分を好きになれる本」の内容
なんでもすぐに気にしてしまう性格。
それは、性格なのではなく性質なのかもしれないよ、と教えてくれます。
その性質は HSP と呼ばれていて、人間関係に敏感で常に生きづらさを抱えているような人。
具体的には、以下のような人がHSPの可能性があるんだそうです。
刺激に敏感に反応する
人の影響を受けやすい
直観力があり、ひらめきが強い
慎重で、自分のペースで行動することを好む
内的生活を大事にする
出典:「敏感過ぎる自分を好きになれる本」(著者:長沼睦雄)
もう、私全部あてはまるんでビックリでした。
そして、そういう性質なんだ、これは持って生まれたものなんだ、と言われると妙に安心できるもので、じゃあ仕方ないか、という気持ちになってくるんですよね。
HSPは素晴らしい
この著者の方がまたHSPをとても褒めてくれるんです。
HSPだからこそ見えるものがあるし、できることがある。
いつも「自分なんか」と卑下しがちな人にとって、その自然な褒め方が胸にずきゅんと刺さります。
HSPは5人に1人の割合でいるそうで、意外と多いんですよね。
そうは言ってもやはり大多数はHSPでは無い人たちなわけで。
自己主張や上手く立ち振る舞うことが苦手なHSPの人たちは、置いてけぼりをくらってしまう場面が多々あります。
でも、そういう控えめな人たちがいるからこそ世の中は上手く回っている。
真面目で優しくて控えめで、内向的で内省的で善良なHSPの人たち。
そのままでいて大丈夫なんだよ、とこの本が教えてくれました。
生き方のヒント
この本に励まされて、自分を少し肯定できるような気がしてきました。
でも、長年染み付いた否定的な考え方の癖はなかなか取れません。
そんな私がこの本から学んだ今後の生き方のヒントを忘れないように記しておこうと思います。
直感を大事にする
私は、人にどう思われるか気にして、自分にできるわけないと卑下して、やりたいことをやらなかったり話したいことを話さなかったりすることがよくあります。
でも時々ほんとに時々なんですが、これは絶対にやりたい!というようなスイッチが突然入る時があります。
それはたぶん、今やらなければ後悔する、と直感で感じているんだと思います。
そしてそんな風に思ったときは大概上手くいくことが多いです。
逆に直感で感じたことでさえ、周りの目を気にして抑え込んでしまった時。
…ものすごく後悔します。今でもそれで後悔していることがたくさんあります。
なかなかあなどれない、自分の直感。
HSPの人にはみんなそういったところがあるのかもしれません。
今後は、直感を抑え込むことは絶対にしないでおこうと思っています。
他人との境界線を意識する
HSPの人は、他人に同調してしまうところがあるそうです。
私はものすごく身に覚えがあります。
マイナス思考の人と話しているとどんどん落ちていくし、逆にプラス思考の人と話すとなんでもできるような明るい気持ちになっていきます。
でも、私の周りってあまりプラス思考の人がいなくて(類は友を呼ぶ…)。
基本、人と会った後は「はぁぁ~~~」と深いため息がでるほど落ち込みます。
他人のマイナスな話に同調しすぎなんですよね、きっと。
そして自分の感情も引きずりこまれてしまう。
もっと他人との境界線を意識して、過剰に同調しないように注意しようと思います。
プラスの感情を大事にする
「楽しいから笑うんじゃなくて、笑うから楽しくなる。」
これ、よく聞きますよね。
楽しくないのに笑えるかーい!と思いますが、本当のことなんです。
暗い顔していたら暗い気持ちになる。
無理にでもゲラゲラ笑うと明るい気持ちになる。
日頃、マイナスの感情を大事に大事に育ててしまっている私。
でも本当に育てないといけないのはプラスの感情なんです。
なんでもいいから笑い飛ばしてみる。
お笑い番組でもいい、コメディ映画でもいい、とにかく笑ってみる。
そんな単純なことで道が開けるなら、続けてみようと思っています。
HSPのことを知れて本当に良かった。
これからもっとたくさん、HSPの本を読んで理解を深めるつもりです。
自分という人間を知るために。
それでは、また次回。
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