防災用に 水電池 なるものを備蓄しておくといいと聞きました。
水電池とは、液体(水など)を加えることで電力を発生させる特殊な電池のことです。
きれいな水でなくても、H2Oを含んでいれば発電可能なので、尿や唾液などでも大丈夫。
また、通常の乾電池とは異なり、液体を加えるまで電力を発生しないため、長期間の保存が可能です。
ここまで聞くとメリットしかないみたいですが、デメリットもありそうなので、調べてみました。
水電池『nopopo』
水電池、で検索すると出てくるこの商品。
[1] 電池を包んでいるフィルムをはがします。
[2] 付属のスポイトを使用して+極側に2ヵ所ある注水口のうちどちらか片方に水を入れてください。
(0.5ml~1mlが最適です。)
[3] 注水口内や、本体に付着した水分をキレイに拭き取ってからご使用ください。引用:https://item.rakuten.co.jp/be-kan/10000975/
どんな仕組み?
水電池は、電解液として水や他の液体を使うことで電気を発生させる仕組みを持っています。
電池内部には金属(マグネシウムや亜鉛など)が電極として使われ、水が導入されることで化学反応が起こり、電流が発生します。
液体が注入されるまでは反応が起こらないため、電池の劣化がなく、非常に長期間保存できるのが特徴です。
とても面白い商品ですよね!理科の実験みたいで、一度やってみたくなります。
ただ、新しい商品ですから、デメリットもあるようです。
どんな液体でも使えて、長期保存できるとなると、防災用に最適なように思えますが…
デメリット1. 保存期間が不明瞭
『nopopo』の説明によると、
20年未満の長期保存が可能
だそうです。
ん?20年未満? 以上は無くて未満だけ?
5年でも3年でも1年でも、なんなら1日でも20年未満に該当しますけど…?
まだちゃんとした研究結果が出てないのかな?と思わせられますね。
歯切れが悪い感が否めません。
デメリットその2. 電力が弱い
nopopoは、マンガン電池と同じかそれより弱いくらいの電力しかありません。
なので、消費電力が少ない機器にしか使えません。
◎使用に適した機器類
消費電力が少ない機器 (目安=消費電力100mA以下)
・ポケットラジオ(フィラメント球使用の複合機種を除く/LEDライトとの複合機種は可)
・LED懐中電灯類
・時計(デスククロック・柱時計など)
・リモコン
・電卓
・デジタルタイマーv ・ハンドメガホン(1W程度の小型のもの)
・携帯電話充電器(単3×4本使用)×使用に適さない機器類
消費電力が大きい機器、瞬間的に高容量が必要な機器類
・フィラメント球を使用した懐中電灯類
・デジタルカメラ
・デジタル音響機器類
・モーター駆動内蔵機器
・デジタル通信機器など引用:https://item.rakuten.co.jp/be-kan/10000975/
乾電池で使える機器すべてに使用できるわけではない、というのは、いざという時のために備えているわけですから、少し心もとない気がします。
そこで!
これらのデメリットを解消している電池はあるのか、調べてみましたよ。
防災用おすすめ電池!
水電池以外にも、防災用の備蓄に適した電池がありましたので紹介します。
アルカリ電池のおすすめ
信頼性の高い、日本製の2商品です。
各社、使用期限10年と記載しています。未満、の文字はありませんw
液漏れ防止機能があることで、10年の保存期間を実現しています。
パナソニック エボルタNEO
- 保存期間:10年
- 特徴:長寿命で高性能なアルカリ乾電池。家庭用の多くの電子機器に対応でき、長期間保管しても性能が劣化しにくいです。
- サイズ展開:単1、単2、単3、単4など
- おすすめポイント:防災用備蓄としては定番の製品で、信頼性が高いです。さまざまな用途に使えるため、懐中電灯やラジオなど非常時にも有用。
東芝 IMPULSE(インパルス)アルカリ
- 保存期間:10年
- 特徴:高性能なアルカリ乾電池で、長寿命・高出力が特徴です。家庭用の一般的な電子機器に対応可能。
- サイズ展開:単1、単2、単3、単4など
- おすすめポイント:信頼性が高く、長期保存にも対応しているため、非常用として常備するのに最適です。
リチウム電池のおすすめ
リチウム電池はアルカリ電池よりも高価ですが、ハイパワーな上長期間の保存が可能です。
温度や湿度の変化に強く、過酷な環境下での使用にも適しています。
Energizer Ultimate Lithium(エナジャイザー アルティメット リチウム電池)
- 保存期間:25年
- 特徴:リチウム電池の中でも特に保存期間が長く、温度変化にも強い。軽量で高エネルギー密度を誇り、アウトドアや防災用途に最適。
- 用途:カメラ、懐中電灯、無線機、火災警報器など。
- おすすめポイント:25年間長期保存可能で、世界一長持ちする乾電池。気温-40度から60度まで対応、性能を発揮します。
終わりに
以上、水電池とそれ以外の電池を見てきましたが、それぞれ色んな特徴がありました。
防災の備蓄用に置いておく商品も、個人が好きなものを選べば良いのかなと思います。
私としては、長期保存できて色んな機器に使いたいので、やっぱりアルカリ乾電池がいいかなと、調べてみて思いました。
25年保存のエナジャイザーも気になりますが…気軽に買えないお値段がネックですねw
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました☆
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