辻一弘さんアカデミー賞受賞!特殊メイクの世界とその作品

今日、映画の本場アメリカでのアカデミー賞の発表がありましたね!

日本人から、なんと受賞者が出ましたね~

メイクアップ&ヘアスタイリング賞、辻一弘さん。

今までも数回ノミネートされていて、アカデミー賞に一番近い日本人、と言われていたそうですから、周囲も納得の受賞でしょう。

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辻一弘さんってどんな人?

1969年京都市出身。

高校生のときに特殊メイクの世界に魅了され、独学のかたわら特殊メイクの巨匠と言われているディック・スミスに手紙を送り続け、その後仕事で来日したディック・スミスが辻一弘さんをスタッフとして推薦してくれて特殊メイク業界へ入ったそうです。

1996年に渡米後は、特殊メイクアップアーティストとして大活躍。

大作に数多く携わり、その世界ではとても評価されていて、アカデミー賞ノミネートもされるようになります。

映画「LOOPER/ルーパー」

この記事、とても面白いです。

米映画『LOOPER/ルーパー』の特殊メイクデザインを手がけた辻一弘さんは、ハリウッドを拠点に活躍しておよそ17年。米アカデミー賞メイクアップ部門でノミネート2度の実績を誇る気鋭アーティストに話を聞いた。

ブルース・ウィリスがメイク嫌いって、なんかわかる気がする。

わがままそうだし(笑)

こんな悪条件の中でも、できるだけ顔を似せ、しかも俳優さんの負担にならないように、と気遣う。

日本人の辻一弘さんらしい細やかさに、現場は衝撃を受けたことでしょう。

左:似せたい人  真ん中:本物  右:左の人に似せた特殊メイク

これ、ほんとすごい!

横顔の鼻と口、そっくりになってるし、真ん中の本人は耳が立ってるのに右画像ではちゃんと寝てる耳になってる!!

期待通り、いや期待以上にしっかりと仕事をこなす辻一弘さんは、監督や俳優からも信頼厚く直々にオファーがくることも多々あったようなんですが、なんと2011年に映画界を去っているんです。

指示通りに仕事をしなければならないことや、ハリウッドならではのお金第一主義に嫌気がさしたそうです。

現代芸術家に転向

転向後も、やはり特殊メイクに情熱を燃やす辻一弘さんらしく、このような作品を次々と製作されます。

リンカーン。

すごいですよね~。本物そっくりだし、作りものとは思えない!!

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」でついにアカデミー賞を受賞!

それではなぜ今回の受賞が成立したのかというと、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」の1作限り、特殊メイクアップアーティストとして映画界に復帰されていたからなんですね。

主演のゲイリー・オールドマンが、辻一弘さんの特殊メイクの腕の確かさを監督に力説し、監督が辻一弘さんを説得する形でこの映画に参加することになったそうですよ。

受賞の言葉

ステージに登壇した辻氏は「最初に心からゲイリー・オールドマンさんに感謝します。この素晴らしい旅をご一緒することができてうれしく思います。ゲイリーさんのおかげです。すばらしい役者、友人です」とチャーチルを熱演した主演のオールドマンに感謝。そして、「全員にとって夢がかなえられました」と受賞を喜んだ。

オリコン・ニュースより引用

ゲイリーさんに推薦されなかったらこの作品には参加されていなかったでしょうから、心からの言葉でしょうね。

また1人、素晴らしい日本人が世界に注目されたこと、誇らしいですね☆

映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」は3/30公開だそうですよ!

見に行かなくっちゃ♪

ではまた、次回!

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